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2017.2.28 | カテゴリ:ブログ

自然を感じて…心地よく…

寒さの厳しかった冬もついに終わりを迎え、
頬にあたる風に心地よさを感じる季節となりました。
 
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
 
私が住職を務めている安養寺では、
定期的に瞑想実践会を行ってますが、
 
これからの季節は自然の風を感じながら、
心地よく瞑想に入っていただけることと思います。
 
自然の中で心地よさを感じる瞑想体験は、
大自然の営みに対する信頼感や安心感を育くみます。
 
ひとりで生きてるのではなく
大いなる自然の営みの中で生かされている
 
不安や恐れや怒りへの執着を手放して
大いなる生命に身を委ねてゆったり生きていこう
 
という、大自然や生命に対する
揺るぎない信頼感や安心感が養われていきます。
 
安養寺の瞑想実践会では、
「心身の調和」を取り戻すこと
に重きをおいて瞑想を実践しています。
 
スポーツにおいても、仕事においても、
心身の調和が保たれている時にこそ、
最高のパフォーマンスを行うことができます。
 
そして、
心身の調和が大きく崩れた時に、
崩れたバランスを取り戻そうとして、
さまざまな病気が発症するとも考えられます。
 
心身の調和が保たれていると、
心にも身体にも余裕が生まれます。
 
そして…
自分の心や身体に余裕があると、
周囲に対しても気を配ることができます。
 
自分自身が穏やかであるだけで、
周囲の人々もその穏やかな波動に共鳴し、
場の空気が穏やかな雰囲気に変わっていきます。
 
自分自身の心身の調和を整えることで、
家族との調和、社会との調和、自然界との調和、
へと良い波紋が広がっていくきっかけとなるのです。
 
瞑想を実践する上で
私が大切にしていることは、
「心地よい」という感覚です。
 
心地よい瞑想状態に入るためには、
調身・調息・調心の3つの要素が不可欠です。
 
1.調身(身体を整える)
2.調息(呼吸を整える)
3.調心(心を整える)
 
心と身体は密接につながっています。
心が緊張してると身体も緊張しますが、
身体がほぐれてくると心もほぐれてきます。
そして、心と身体をつないでいるのが呼吸です。
 
調身、調息、調心と順に整えていくことで、
無理なく心地よい瞑想状態に入っていけます。
 
1.調身(身体を整える)
 
瞑想に入る前に入念に柔軟体操をします。
息を吐きながら全身を伸ばしていきます。
息を吐く=身体の緊張がほぐれる
という感覚を意識します。
 
心地よい瞑想状態に入るために座る姿勢は大切です。
足腰が痛かったり、身体がふらついていると、瞑想には集中できません。
身体を安定させつつ、肩の力を抜いて、リラックスできる体勢を整えます。
   
2.調息(呼吸を整える)
 
呼吸に意識を向けます。吸う息と吐く息を意識しながら呼吸をします。
呼吸をコントロールすることなく、ただ呼吸の流れを辿っていきます。
肺が膨らんだり縮んだりする動きに意識を向けてみるのも良いでしょう。
 
呼吸に意識を向けることで、思考を離れて、心を休めることができます。
呼吸の流れを辿っているだけで、ゆったりとした呼吸に変わっていきます。
呼吸が穏やかになるにつれて、心の状態もゆったり穏やかになってきます。
 
呼吸に集中できない時には、
次のように、呼吸にイメージを乗せてみましょう。
 
大きく息を吸いながら、大自然のエネルギーを全身に取り込み、
ゆっくり息を吐きながら、心に湧き起こる様々な思いを全部洗い流します。
吐いた息は、波紋のように、遠くへ遠くへ、地の果てまで流れていきます。
 
3.調心(心を整える)
 
息を吸いながら、吸ってることに気づき、
息を吐きながら、吐いてることに気づくことで、
今この瞬間、確かに生きている、ことが感じられます。
 
そして、周りに目を向けてみると、
太陽の光、青空、花の香り、鳥のさえずり、風の音など、
たくさんの生命の不思議が周りにもあることに気づきます。
今この瞬間に感じられる生命の不思議にしっかりと触れます。
 
心身が調和を取り戻し、緊張がほぐれてくることで、
心の奥に抑え込んでいた深い感情が湧き上がってくることがあります。
湧き上がってきた深い感情は、抑え込まず、あるがままに受け止めます。
 
母親が赤ん坊をやさしく包み込むように、
心の中の深い感情をやさしく包み込みます。
心が落ち着いた状態で、感情を受け止めることで、
じわじわとその感情が和らいでいくのが感じられます。
 
その感情をもう手放してもいい、という気持ちになれば、
大きく息を吸いながら、大自然のエネルギーを全身に取り込み、
ゆっくり息を吐きながら、その感情をゆっくり洗い流していきます。
 
瞑想法には様々なバリエーションがありますが、
ここでは臨床で効果的な瞑想法の一つを紹介しました。
 
参考になさってみてください。
 
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